2021.05.29(土)
- 終活
- 葬儀
【直葬】 ってどう思います?
昔とは違い、最近では葬儀に対するタブーの意識が少なくなり、葬儀社のこのようなコラムを見て頂いたり、TVで葬儀社のCMが流れたりと葬儀を取りまく環境も変わってきました。
そのため葬儀に関する『ワード』を耳にすることも増えていると思います。
そのおかげか、お客様より
『「直葬」でしたいんです。』
『「家族葬」は何人までですか?』
『「一日葬」はできますか?』
といったようなお話を頂きます。
「家族葬」については以前のコラム(家族葬の定義?)(家族葬 ~ジャニー喜多川さんの家族葬について個人的に思った事~)を参考にして頂き
今回のコラムでは『直葬』について書いていきます。
読み方としては
『直葬』・・・(ちょくそう) (じきそう)
といった読み方が一般的なようです、今回のこのコラムの中では(ちょくそう)と読んでいきます。
直葬(ちょくそう)とは、通夜・告別式等々の宗教儀式を行わず、火葬のみを行う葬儀形態のことである。 『ウィキペディア(Wikipedia)』より
というように、火葬のみ行い御骨にしてお終いというのが『直葬』になります。
なぜこのような葬送の形態が広まってきたのでしょうか?
それまでの経緯を踏まえながらメリットとデメリットを考えていきたいと思います。
『ウィキペディア(Wikipedia)』からの引用になりますが、
近年の日本で宗教観が変化したこと、人間関係の希薄化が進んだこと(さらに日本全体の高齢化の進行で、友人・知人がすでに他界していたり、友人・知人が概して高齢化し葬儀に来られない、という人々の数の増加など)、経済的な問題等により、2000年ころから都市部などで直葬が増加してきている。 ~中略~ NHKが2013年に行った調査によると、関東地方では直葬の比率は高く、葬儀全体の1/5を占めている
『ウィキペディア(Wikipedia)』より
- 近年の日本で宗教観が変化した
- 人間関係の希薄化が進んだ
- 経済的な問題
要約すると上記の3点が直葬を増加させた要因としています。
日本の宗教観の変化とは、以前のようにお寺さん(宗教者)にお経(お勤め)をしてもらわないと成仏(送ること)が出来ない。という思いが無くなってきたということです。
次の人間関係の希薄化に関しては、高齢化社会で亡くなる方も高齢ならばその友人・親戚も高齢であり、葬儀をしても来られなくなっている。又、以前ならば親戚関係での付き合いがあった範囲が狭くなっている。そして、田舎ではまだ存在していますが隣保等の近所付き合いがなくなりつつある。といった事でしょう。
3点目の経済的な問題、単純に葬儀社への支払い額が少なくなるのと、宗教者への支払いが無くなるという現実的な問題だと思います。
宗教的な問題(宗教者を呼ばなくても気にしない)
人間関係の問題(葬儀等で呼ぶ人が居ない)
経済的な問題(かかる費用が少ない)
以上3点の内『宗教的な問題』と『人間関係の問題』が大丈夫となると
『直葬』がいいなって方も増えていくことでしょう
又、昨年からのコロナウイルスも直葬への流れに影響を与えています。
只、簡単そうということで『直葬で!』とご依頼される方がいらっしゃいますが、お話をしていくと『出棺の時にお経くらいは・・・』や『お寺の敷地にお墓があるんだけどね』とか『49日はどうしよう』といった後々の問題になりそうな話が出てきます。
一度でもいいので出来れば事前相談をして頂くと、いざというときに右往左往しなくて済むと思います。
事前相談はお電話やメールでも対応させて頂きます。
お問い合わせは↓から