2019.03.10(日)
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家族葬の定義?
事前相談をしている中でよく聞かれる事の一つに
「家族葬って何人までですか?」
「家族葬の定義って何ですか?」
という事があります。
さて、家族葬の定義とは・・・
ん?
家族葬の定義?
ない・・・
正確にいうと、この業界(日本国内)で『家族葬』という言葉は
使われて、広く認知されているが、共通の決まり(定義)といったものがない・・・
なぜ、定義(決まり)がないのか?
家族葬という言葉が広まる以前は『密葬』(みっそう)という言い方をしている時がありました。
秘密の『密』に葬儀の『葬』で周りには秘密にして葬儀をする
と勘違いされて使われていました。
『密葬』の本来の意味は『身内で簡単に葬儀(火葬)をし、本葬儀又はお別れ会等を後日行う』ものを、字のイメージだけで上記のように勘違いされて使われていました。
その誤用に気づかれだしてか『家族葬』という言葉ができて、
『密葬』から『家族葬』と名称がとって変わられたようです。
しかし、『家族葬』という言葉だけが出来て実態や決まり、定義といった物は何も出来ずに名前だけが独り歩きしてしまった感があります。
インターネット等で葬儀社のホームページを見ると
10名までは家族葬
30名までは親族葬
それ以上は一般葬
などと書いてある業者もありますが、それはその会社が言っているだけで全国的基準ではありません。
また、家族で送るといっても、「どこまで(誰まで)が家族ですか?」というと、
そのおうちの方の考え方次第です。
「家族葬って何人までですか?」
との問いには、
「ご家族の御一人だけで送っても家族葬ですし、故人様のお顔を知っている方が
100人や200人、それ以上集まられても家族葬と言ってしまえば家族葬ですね」
と私はお答えしています。
(おうちの方の考え方によって、どこまでが家族なのかは変わってくるので)
まぁ乱暴な言い方をすると、定義だ、決まりだ等は考えずに、『誰まで・どこまでに声を掛けて葬儀に来てもらうのか?』を考えて人数の目星をあたって、その人数にあった式場を選んで頂いたらどうかと思います。
以上、家族葬の定義?でした。
コラムを書きながらいつも思うことがあります、
大切な方を亡くし、悲しみの中でも穏やかに送ってあげて、最後の時を過ごして頂くためにはどうしたら良いのか?
事前相談ということも心に余裕を持たせ、
いざ、という時に慌てない(慌てる事が少なくする)ツールの一つです。
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