前を向く為の涙 家族だけの時間
- エリア
- ご主人様から奥様へ
- 式場名
- ファミリーホールみその
- ご参列者数
- 若くしてお亡くなりになられた奥様を、お送りする手伝いをさせて頂いた時の事です。
ご主人（喪主様）とお子様（成人）２人。
残されたこのご家族を中心に、
ご親族を含めてのお葬式を希望されておられました。
実際には、故人である奥様のご友人・会社の同僚の方々なども
多くご参列されたお葬式となりました。
- 私は、
最初の相談をさせていただいたプランナーより引き継いだ情報と
ご家族との会話から聞き取りさせて頂いた情報を元に
【ある提案】を…ご家族にさせていただきました。
- 亡き妻とのたくさんの思い出
-
『 お通夜の前に、ご自宅からホールへお連れする際
“ご主人（喪主様）との出会いの場”になられた母校の前、
奥様がお勤めしておられた職場前を経由して
お越しいただくのはいかがでしょう？ 』
そして、お子様との“思い出の食べ物”を出棺時に用意させていただき
棺の中へ納めていただきました。
- 気丈に振舞う喪主様の姿
多くの方々に見送っていただき、喪主様は大変驚き喜んでおられました。
ですが、私は…
ご参列いただいた方々の対応に、気丈に振る舞われている喪主様の様子を拝見していて…
“ 本当は、故人である奥様に伝えたいことや…
頑張ってこらえていらっしゃる涙があるのではないか… “と感じました。
このままお別れではいけないと思った私は
出棺直前ではありましたが、周囲の皆様のご了承をいただき
【ご家族4人】だけの時間を設けさせていただきました。
『 ご家族のみなさまが、明日から前を向いていただく為に
どうか…涙を流してください…。 』
とだけお伝えし、
棺のそばにご家族だけ残し、式場から離れお待ちしました。
- ほんのわずかな時間でしたが…
ずっと我慢されていた喪主様の泣き声・話しかけるお言葉が聞こえてきた時に
私は少し安堵しました。
ご出棺の時間が予定より５分ほど遅れ、
お待たせしたご親族・ご参列の皆様にはご迷惑をかけてしまいましたが…。
今後もご家族（ご遺族）の“ こころ ”に寄り添える
ご提案を模索しながら、お客様に接していきたいと思っています。
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