2020.05.18(月)
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伊勢周辺でのご葬儀はどういう形式が多いのか?
今回のコラムは『伊勢周辺でのご葬儀はどういう形式が多いのか?』
ということについて書いていきます。
ちなみに、今回の『形式』とは宗教形式についてです。
(『仏式』・『神式』・『キリスト教』・『無宗教』)
多分、
『葬儀を行われる場合はどういう形式が多いでしょうか?』
という質問をされるとほとんどの方が
『仏式!』(仏教)と答えられるかと思います。
では、
『仏式で葬儀をされる割合は%くらいでしょうか?』
と聞かれると多少は考えるかと思います。
全国の割合は下の表のようになるようです。
何式で葬儀を行ったのかというアンケート調査です。数字は割合(%)を表しています。
形式 |
全国 |
東北 |
関東 |
中部 |
仏式 |
91.5 |
95.2 |
80.0 |
95.7 |
無宗教 |
4.0 |
3.6 |
10.7 |
1.4 |
キリスト教 |
1.7 |
0 |
6.7 |
0.7 |
神式 |
1.4 |
1.2 |
0 |
0.7 |
その他 |
0 |
0 |
0 |
0 |
無回答 |
1.4 |
0 |
2.7 |
1.4 |
※日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査(2014年)」
全国平均では、
仏式が91.5% 無宗教 4.0% キリスト教 1.7% 神式 1.4%
となっているようです。
私がいる三重県(伊勢・松阪)が含まれるだろう中部では
仏式が95.7% 無宗教 1.4% キリスト教 0.7% 神式 0.7%
というように全国平均とは多少変動があります。
ちなみに、私ども伊勢・松阪地域の平成31年度での割合は下記のようになります。
仏式 84.1% 無宗教 4.2% キリスト教 0.3% 神式 11.4%
全国・中部平均と比べると
仏式の葬儀は10%近く少なく、逆に神式の葬儀が10%程多くなっています。
それでも、全体の84%程は仏式で葬儀が行われています。
神式が他の地域より10%程も多くなっている原因は、色々と考えられますが、
1つは神宮があるから
神式に慣れている・神式に抵抗がない
2つめに『祖霊社』があるから
通常『祖霊社』というと地元の氏神様(神社)の境内に設けられていて、そこの神社の神職さんに葬儀をあげてもらう。という形になるようです。
伊勢の場合は『宗教法人 祖霊社』として独立しており、葬儀をメインでして頂けるので、お寺の檀家から離れて祖霊社へと替わる方がいる事も、神式が多い一因です。
伊勢市周辺以外(県外等)から葬儀に参列される場合、他地域よりも神式での葬儀が多いので、仏式だと思い込んで参列にすると慌ててしまう方がいらっしゃいます。
もし、心配なようでしたら葬儀をお手伝いさせて頂いている葬儀社へ電話をして『通夜・葬儀の日時と場所の確認と仏式ですか?』と聞いて頂けるとよろしいかと思います。
ちなみに、どこの葬儀社かわからない場合は、葬儀が行われる場所を検索してそちらにお問い合わせ頂けたらわかるかと思います。
もし、神式だった場合のお参りの仕方は『神葬祭(神道の葬儀)には線香も数珠もいりません。』をご確認下さい。
また、仏式の焼香に関しては『知っておきたいご焼香のマナーやあれこれ』をご確認下さい。
以上、伊勢周辺でのご葬儀はどういう形式が多いのか? でした。
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