2020.03.05(木)
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故人様の安置場所に悩む【葬儀の流れ】
事前相談では必ずお話する事柄の一つに『故人様の安置場所』があります。
亡くなったという電話をご遺族様から受けた際に、
「故人様を病院からどちらにお連れしますか? ご自宅ですか? 弊社の霊安室にされますか?」
とお聞きすると、考え悩まれる方が多くいらっしゃいます。
ですので、事前相談に来られた方には『故人様の安置場所』も考えておいて下さい。
と言わせていただいています。
では、その安置場所の『場所』ですがどこが考えられるかというと下記のようになるかと思います。
1、ご自宅
2、葬儀社の霊安室
3、火葬場の霊安室
4、寺院等の通夜会場(施設)
以上が伊勢松阪地区で考えられる安置場所かと思います。
では、それぞれのメリットとデメリットを考えていきます。
1、ご自宅
メリット
・故人様が長年住まわれていたご自宅に帰してあげられたという精神的満足感
・無料
デメリット
・自宅の片付けが必要
・家族葬でされたい場合、近所に知られてしまう可能性が大
・自宅に弔問客が来る
2、葬儀社の霊安室
メリット
・自宅を片付け必要が無い
・24時間対応してくれる
・近所に知られる可能性が少ない
デメリット
・使用料金が必要
・故人様をご自宅に連れていけない
3、火葬場の霊安室
メリット
・公営の為、使用料金が安い
デメリット
・営業時間内でしか対応してくれない(伊勢の場合8時~17時15分)
・安置環境はあまり良くない
・(伊勢の火葬場の場合)火葬場では通夜・葬儀は出来ない
4、寺院等の通夜会場(施設)
メリット
・安置場所が通夜会場となる場合が多いので移動しなくてもよい
・寺院等によるが、料金は割合安価な場合が多い
デメリット
・深夜等の対応はして頂けない場合が多い
・檀家になっていない場合使用出来ないことが多い
ざっくりとですが以上のようなことが考えられます。
また上記には入れなかったんですが、
※マンション・アパート等の賃貸住宅の場合、
故人様(ご遺体)を入れることを禁じている場合がありますのでそれぞれの管理人や大家さん等に確認が必要となりますのでお気を付けください。
安置場所が決まれば故人様の移動となります。
ご移動に関して言えば、私達のような葬儀社にご依頼(一報)頂ければお迎えに伺います。
ちなみに、死亡診断書さえあればご自分たちのお車で移動することも法的には大丈夫ですが、故人様(ご遺体)を無造作に動かすとお体の状態が悪化し体液が漏れたり、時間がたって変色したりする可能性が増えますのでお勧めはしません。
※葬儀の本やインターネットなどで、『病院に入っている葬儀社があるので、お迎えだけならそこを頼む~』といったことが書いてあったりしますが、伊勢近郊ではそんなことは有りませんので、出来れば早い段階で葬儀社を決めておいた方がよいと思います。
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