2018.10.31(水)
- 供養
- 葬儀
『御香典』と『御霊前』と『御仏前』迷った時は・・・
仏式ならば『御香奠』
宗派不明ならば『御霊前』が無難です。
インターネットなどではたまに『仏式では御霊前で大丈夫です』などと
書いてあるものも目にしますが、私は『御香奠』をお勧めします。
『御香奠』はざっくりと言うと、『お香(線香含む)代』のような意味です。
『御霊前』はそのまま御霊(神式だとみたま)(仏式だと霊前)へのお供え的な意味となります。
『御仏前』は仏さまへのお供え。
仏式で『御霊前』ではなく『御香奠』を勧める理由は、
浄土真宗等の宗派では即身成仏(霊ではなく仏になっている)との考えですので、
『御霊前』ではなく『御仏前』になります。
『御香奠』ならば、『お香代』なので、仏式ならば基本的には大丈夫だからです。
また、宗派不明の場合に『御霊前』を勧めるのは、『御霊前』ならば、上記の浄土真宗以外ならばある意味オールマイティに使っても大丈夫だからです。
長々と書きましたが、以上が不祝儀袋の表書きに悩んだ場合の簡単な考え方でした。
ちなみに、『御香典』の典は本来ならば奠の字を使います。
物の本には『御香典』は目下の方に『御香奠』は目上の方にと書いてあったりしますが、『御香奠』が本来のものであり、奠にはお供え等の意味が有り、典にはそのような意味はありません。(御香典と書くのは常用漢字の関係ですね)
正式には『御香奠』と書いた方が良いかと思います。
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