あいネットホール|伊勢市・松阪市のお葬式

コラム

2018.09.27(木)

  • 供養
  • 葬儀

知っておきたいご焼香のマナーやあれこれ

今になって聴くに聞けない

この歳になって知らないのは恥ずかしい

なんとなく知ってるけど

はっきりとはわからない

 

こういったご意見があるのが

葬儀のマナーでしょうか・・・

その中でも皆様が気にしているのが

おそらくご焼香ではないでしょうか?

 

よく式中に見ていると、妙にソワソワされていて

しきりに前の方を覗くように

見ている方がいませんか?

たぶん、ご焼香の仕方がわからず

困っている方だとお見受けします

 

私も初めてのご遺族様には

よくご焼香の仕方訊かれることがあります

 

ここでは、そもそもなぜ香を焚くのか

というのは割愛し

ご焼香の仕方に特化して書いていきます

 

おそらく皆様が迷われる要因は、

回数が宗旨によって異なることを知っている

または、

他の方のやり方がそれぞれ違う

ということでしょう

(違っていたらすみません・・・)

 

よくお話もしますが、この違いはやはり

宗旨の違いに他なりません

ただ、本来ご自分の信じる

または、

先祖代々受け継がれている

ご宗旨のご焼香のやり方

覚えていれば

どのご宗旨のご葬儀に行ったとしても

ご自身のやり方を貫けばよい

ということです

 

どんな形であれ、故人様を弔う気持ち

重要だと思います

 

とは言っても、

ご自身の宗旨のご焼香の仕方を知らないと

いけませんので、一般的な回数や仕方を

以下に記します

補足:菩提寺様があれば、実際にお寺様に

確認することをお薦めします・・・

同じご宗旨でもそのお寺様によって

作法がことなることもあるかもしれません

 

●曹洞宗・・・基本2回

一回目は香を額にいただき

二回目は額にいただかず、そのままくべます

●臨済宗・・・基本1回

丁寧に香を一度だけ、額にいただきくべます

●真言宗・・・基本3回

3回とも額にいただきくべます

●浄土真宗本願寺派・・・基本1回

香は額にいただかず、そのままくべます

●浄土真宗大谷派・・・基本2回

香は額にいただかず、そのまま2回くべます

●日蓮宗・・・特に回数に決まりは

     ないが3回が多い

●浄土宗・・・特に回数に決まりはない

1~3回

 

上記は代表的な宗旨ですが、

大半の方がこちらの宗旨とご縁があると存じます

 

香をくべる回数やくべ方は

このような感じですが

その他の所作でいろいろと言われますが

諸説あるようです

ですので、これが本当!とは言い切れませんが

流れを少し触れておきます

 

香炉が置かれている場所などお寺や式場に

よっても異なると思いますが

ご自身が進もうとする所に

ご遺族様やお寺様がいる場合

その方々の前に入ってご焼香をするのであれば

まずは一礼をされるはずです

 

その後、香炉の前に立ち(または座り)

おそらく最初に手を合わせるかと思います

昔は故人様を偲ぶために、自分が用意した香を

持って手向けにいったと言われています

現代はどこに行っても

香の用意はされているので

この最初の手合わせは『香をお借りします』

いった意味があるそうです

 

もちろん故人様に向けての

お手合わせの意味もあると思いますが・・・

昔と現代の違いでそうなったとも

言われるそうです

 

そして基本、

右手の3本指(親指、人差し指、中指)

徐(おもむろ)に香をいただき

各宗旨のご焼香の仕方則り、炭にくべます

終えたら最後に故人様へとお手合わせをし

次の方へ場を譲ります

 

ただし、大勢いらっしゃるご葬儀では

ご宗旨通りのやり方でされると

時間がかかる方もいるので

本来丁寧に一度で行い

流れを止めないように行い

次の方へ譲る配慮がマナー

とも言われています

 

中には3回しなければと

頑なになさる方もいますが

一度香を摘まみ、額に上げそこで

3回念じている方もいます

 

よく言われるのは”香を絶やさず”

ということです

回数を重ねることが、次の方への繋ぎ香という

考えもあるので、沢山のご弔問の際には

すぐに次の方が控えていますので

やはり1回でいいのかもしれません

 

また何度もお辞儀をされる方もいますが

ご焼香はあくまでも故人様へ

気持ちを添えることが目的です

 

なのでご遺族の代表の方や

お寺様以外へのお辞儀は、

必要ないとも言えます

その時の状況に合わせ、必要最低限でよいと

思われます

 

さらにご遺族様へご焼香時に

お声掛けをされる方もいらっしゃいますが

読経中ということもあったり

流れを止めてしまう恐れもありますので

この時は控えられる方が

望ましいと思われます

 

一般的なマナーというところも加味し

これからご焼香に、所作と気持ちを切り替えて

臨んでいただけたらと存じます

 

ぜひ、亡くなられた方や

ご遺族様に弔意を表すご焼香を

手向けていただけること

私たちは切に願います

 

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